幕末研究

江戸幕府と洋式銃導入

今回は江戸幕府と洋式銃について年代順に触れます。 (1864年、ロンドンニュース) ○始めに 一般的には、旧幕府軍は戊辰戦争で刀と甲冑で戦ったように言われているがそれは違う。私は俗説ばかりで語られる幕末史を変えたいと前々から考えてきた。この論文では…

幕末の軍服 浮世絵・錦絵編だよ

『調練歩行の図』は江戸時代の慶応3年(1867年)に歌川 芳藤が製作しました。現在はアメリカのニューヨーク市のマンハッタンにあるメトロポリタン美術館に収蔵されています。 司令官と小太鼓係・笛係・大太鼓係は韮山傘と革靴、歩兵は韮山頭巾と草鞋を身につ…

時代の先駆者 高島秋帆

高島 秋帆は1798年に高島 茂紀(四郎兵衛)の3男として生まれました。高島家は代々長崎の町年寄を務める町人身分でした。 高島 秋帆は、オランダ人のスチュルレルから洋式砲術を習ったと言われています。スチュルレルは長崎の出島商館長を1823年から1827年に…

戊辰戦争 各藩が購入した洋式銃のメモ

①製造した銃◯佐賀藩 ・1844年に燧石式ゲベール銃を100挺製造。・1850年に8匁火打筒(燧石式ゲベール銃)1370挺の製造を命令する。 ◯薩摩藩 ・1854年8月、オランダの軍艦から雷管銃を1挺入手。島津斉彬は雷管銃を1挺試作する。・1854年~1860年にかけて燧石式…