幕末の軍服 浮世絵・錦絵編だよ

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『調練歩行の図』は江戸時代の慶応3年(1867年)に歌川 芳藤が製作しました。現在はアメリカのニューヨーク市のマンハッタンにあるメトロポリタン美術館に収蔵されています。

司令官と小太鼓係・笛係・大太鼓係は韮山傘と革靴、歩兵は韮山頭巾と草鞋を身につけています。
幕府歩兵隊の歩兵は剣付き鉄砲を携行してます。この銃は銃口にソケット型の銃槍を差し込むタイプです。


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『調練大隊の図』は慶応3年に歌川 芳藤が製作しました。現在は佐賀県武雄市が所蔵しています。


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『摂州須磨浦真景』は慶応3年に光斎 芳盛が製作しました。伝習隊


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『東都名所九段之風景』は慶応3年に孟斎 芳虎が製作しました。伝習隊


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『東都日本橋大隊練行之図』は慶応3年に一曜斎 国輝が製作しました。


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駒場野景色図』は明治3年に孟斎 芳虎が製作しました。


『末広五十三次』は江戸幕府の14代将軍 徳川 家茂が江戸から東海道経由で京に上洛するまでを描いた錦絵です。

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幕府歩兵隊です。 頭に頭巾を被り、腰に日本刀と胴乱(弾薬入れ)を装備しています。

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背中に背嚢(ランドセル)を背負い、腰には円形の水筒をぶら下げています。絵の中には刀を差す武士は見当りませんね。

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刀を2本ぶら下げた武士ばっかりです。きっと地位が高い士官クラスなんでしょう。


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『太功記大山崎之図』は戊辰戦争を描いた戦争絵です。薩摩や長州の旗が見えますね。




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『東台戦争落去之図』は明治7年(1874年)に河鍋 暁斎が製作した錦絵です。この絵では上野戦争の攻防戦が描かれています。赤毛・赤服が政府軍です。


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『東台大戦争図』は明治7年に歌川 芳虎が製作した錦絵です。敵味方の区別は和装と洋装という違いがあるのではっきり見分けられます。



(画像の引用 )
・デジタルコレクション
メトロポリタン美術館